先生たちの本音は、PTAを嫌ってる!?

学校の教師たちにとってPTAほど怖いものはありません。保護者が集団で教師を糾弾したり、学校に圧力をかけてきた歴史があるからです。保護者たちは、自分たちには学校の運営に口を出す権利があると主張し、経営そのものまで介入しようとすらしてきました。意に沿わない教員を個人攻撃し、退職に追い込んだりクビにさせたりもしてきたために、教職員達の深層心理には「PTAは恐ろしい」という意識が刷り込まれているのです。

人事にまで口出しする親たち

公立学校では日常茶飯事ですが、私立学校においても、教員の人事に口出しするPTAは少なくありません。「○○先生だけは、うちの子の学年を担当させないでください」「○○先生は指導能力不足なので、やめさせてください」などという申し出を受けたことのない学校はほとんどないでしょう。教師を変えれば「教育はうまくいく」と考える親がほとんどなのです。多くの親は自分の子は「いい子」だと思っています。親としては愛情をもって一所懸命育ててきたのだから、「それほどひどくはない」「才能はある」「良い点をたくさん持っている」と感じています。

それなのに成績が伸び悩んだり、周りの子とうまくいかなかったり、クラブ活動などで活躍できないと、「責任は教師にある」と考えます。クラスがまとまらず運営がうまくいかないと、それも教師の責任です。たとえ、とんでもない不良がひとりいて、そのために学級崩壊状態になったとしても、やはり「学校のせい」なのです。自分たちを「関係者」と考えている保護者は、「当然の権利」として学校に対して、教員の異動や排除を要求してきました。教師たちにとってはPTAが圧力団体となり、「文句をいう怖い組織」となってしまったのです。

PTAは「PA」にすべきと考える教師たち

PTAとは何かという認識もないまま教職についた先生たちの中には、「T」はいらないのではないかと考える人が少なくありません。保護者が集まって適当に遊んでいればいいので、そこに教師が加わる意味がない、と考えます。保護者の中にも、PTAの存在意義に疑問を感じている人が少なくはなく、それも教師の意識に影響を与えています。公立学校のPTAの多くは青息吐息。なり手のいない中で役員を押し付け合って運営されています。「そんな会ならやめちゃえば」と教師たちも感じているのです。

歴史上、PTAは学校に対する圧力団体として暗躍した時代がありました。それが教師たちに悪印象を刷り込み、「PTA嫌い」を増やしてしまいました。一方で、組織そのものの存在意義も薄れ、教師が参加する意義はないと考えられるようにもなってきています。PTAが必要なのかどうか、学校ごとに再検討をしなければならない時期がきていると言えるかもしれません。

イクメン時代!
オヤジは学校に行くのが当たり前

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