スピーチで重要なのは声のトーンなのです!

人前で話をすることが苦手という人は少なくありませんが、苦手だと感じている人は確かに100%下手です。それは、下手だから苦手と感じているのではなく、苦手と信じているからうまく聞こえないのです。スピーチでもっとも大切なのは、話の中身ではありません。よく言われる通り、人はその人の話の内容そのものではなく、身振りや手振り声などの非言語的情報によって感情を動かされます。自信を持って堂々と話す人の話は面白く、自信なさげに弱々しく話す人の話はつまらなく聞こえてしまうものなのです。

話の内容にこだわりすぎて、どんどん自信をなくしていくよりも、まずは自分は聞き手を喜ばせることができると信じることが大切です。

トーンがしっかりしていれば、話に芯が通るものです

あまり良い例ではないかも知れませんが、たとえば、ヒットラーの演説を聴いてみてください。ほとんど意味のあることは語っていません。言葉だけを文章にして読んでみると、どうして戦前のドイツ国民はこんな内容に心を動かされたのかと疑問に感じてしまうほどのものです。

50年代、60年代に全共闘が流行したころ、学生のリーダーたちが語っていたことは、「われわれはー」だけでした。そのあとに続く言葉にはまったく意味がなく、「われわれはー」と語気強く述べるだけで、聴衆が「ワーッ」と感動したのです。「帝国主義」「資本家」「搾取」「平和」といった単語を適当につなげて、いい加減なことを語っているだけで、大勢の人たちを感動させられました。

場の雰囲気作りを工夫すれば、いくらでも人の心を動かすことができるのです。それは一種の集団催眠に近いものかも知れません。場にあった言葉のトーンさえ使い分ければ、たとえば挨拶の代わりに童謡を歌うだけでも感動を与えることができるのです。

スピーチの目的でトーンが決まる

聴衆を相手に話す時に雰囲気をどう作るのかは、そこがどんな場であるのかと大きく関係しています。場にふさわしいトーンを選べば、内容に関係なくスピーチは素晴らしいものになります。運動会で保護者の代表として話すときには、明るくはつらつとしたトーンで話せば必ず聴衆の士気は高まり、それが「スピーチのおかげ」と評価されます。卒業式であれば、厳粛な中にも強さや明るさをこめれば、未来志向の雰囲気が伝わります。

和気あいあいとした場を作りたいとき、厳粛な場にしたいとき、悲しさや同情をあおりたいときなど、その時々、場に応じたトーンを巧みに使い分けることで、スピーチを上質なものにすることができるのです。

しばしば、何を話したらいいのかわからない、どうしたら面白くできるのかが分からない、という人がいますが、話の中身よりトーンが大切であることを肝に銘ずるべきです。トーンはその場の目的によって決まります。トーンが定まればそれに合わせて内容もある程度限定されてくるものです。トーンさえしっかりしていれば、当たり前のことを話しても、心を動かすことができるようになります。

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