金を出さないPTAなんかいらない!?

公立学校においては、学校に寄付をすることはあまりありません。「財政面は市区町村がまかなうべき」と多くの保護者が考えています。税金を払っている側としては当然の主張ではあるのですが、その結果として公立学校の施設や設備はあまり充実しているとは言えないところが多いでしょう。PTA会費についてもその使途が制限されていて、教職員の給与に使ったり、学校施設の維持や修繕のために使ったりすることは、法律で禁止されています。公立学校におけるPTAは、精神面ではサポートしても、財政面では一切学校経営にとって役には立てないというのが一般的です。

一方、私立学校のPTAには会費の使途に制限はありません。多くの私立PTAでは金銭面で学校のサポートを行っています。お金の面で役に立たない組織なら「いらない」というのが学校の本音です。

私立学校は保護者が学校を育てるもの

私立の中学や高校において、保護者からの寄付金はとてもありがたい財源です。学校によって集められる寄付金の総額は大きく異なりますが、まったく集まらないところもあれば億単位の額を集められるところもあります。かつては入学の条件として「寄付」をあげている学校もありましたが、現代ではそうしたことを前面に押し出すところはありません。入学諸費用の他に何十万もの寄付をしなければならないのでは、保護者から嫌われてしまいます。現代のように少子化の時代においては、それでは学校が生き残れません。

そのため「寄付を」と強く主張するところは少なくなりましたが、それでも「親にお金を出してほしい」と喉から手が出るほどに望んでいる学校が大半です。実は、いわゆる有名校ほど寄付金が多いのが実情で、親が金を出す学校ほど、進学実績が高いという相関があります。親が教師と一緒になって「学校を育てる」という意識が高いほど、良い学校になると言えるのかも知れません。

PTAに求められる「お金を出す体質」

私立学校の多くは「寄付、寄付」とうるさく要求すれば、保護者から敬遠されることを心配しています。そのため、代わりに宣伝してくれる組織があるととてもありがたいのです。そうした組織として想定されるのは、PTAかOB会しかありません。中学や高校のOB会は寄付をしてくれる組織としてはあまりアテにできません。「大学」のOB組織の方が集金力が高い殻です。学校にとってPTAは「集金」を期待できる唯一の組織とも言えるでしょう。それゆえ、保護者に対して「寄付をしましょう」と宣伝したり、会費・活動費の中からいくらかを学校設備のために振り分けてくれるようなPTAが期待されているのです。

私立学校においては、学校の財政面でもサポートしてくれるPTAが期待されています。寄付金の増加に積極的なPTAのある学校は、進学面での成果が高いという傾向もあります。

イクメン時代!
オヤジは学校に行くのが当たり前

Copyright© 学校へ行こう!おやじたちのPTA参加術 All Rights Reserved.