オヤジがIT教育推進を語るな!?

世の中はどんどん進化しつつあります。インダストリー4.0とか第4次産業革命とかと言われるように、現代は、ITの力で生活が大きく変わる転換期にあるといえるでしょう。オヤジたちは自分の勤める会社で起きているさまざまなITによる変化を、感嘆の思いで見ているものです。「すごい!」と感じてはいるものの、実のところはあまりよく理解していません。聞きかじりの知識で、「セキュリティ対策が重要だ」とか、「個人情報保護」がうんぬんとか、ITリテラシーがとうのこうのとか、仲間内で漠然と話題にしたりします。

断片的な知識を組み合わせて何となく分かった気になるだけですが、「俺は最新の知識を知ってる。なんといっても、うちは大きな会社だから」と思い込んでいきす。こうした「にわか博士」は、ついつい自慢話を披露したいと考えるものですが、その矛先がPTAに向かうと厄介なことになります。学校に対して、セキュリティはこうあるべきだ!とか、子どもたちにインターネットの使い方を教えるべきだ!、母親たちにもセキュリティの知識を啓蒙すべきだ!と、強く主張し始めます。学校にとっては、とても迷惑な話です。

先生のITリテラシーは低い!?

学校の教職員がITにうとい、というのは確かです。利益追求が使命の民間企業と異なり、学校には「業務効率」という概念はありません。学校における効率とは何かを定めるのは難しいですが、たとえば、進学実績とすれば、有名大学への進学者を増やすためには、体育や音楽の時間をできる限り減らして数学を教えるとか、音楽の時間に英語の歌ばかり聴かせるとかすれば、学力を上げることはできるでしょう。その代わりに、運動能力が伸びなくなったり不健康な体になったり、音楽が嫌いな子になったりするかも知れません。

部活動や生徒会活動、文化祭や運動会もやめてしまって、ひたすらに生徒を受験勉強に向かわせるというのも、ひとつのアイデアです。ただし、学校生活の「楽しい思い出」は何一つ残らなくなるでしょう。学校に効率化を求めると、トレードオフで「人生の楽しみ」や「青春」を寂しいものにしてしまうリスクがあります。それゆえ、学校には、効率化に逆行するような業務がたくさん存在します。機械化すれば簡単になるテスト問題も、わざわざアナログにして、採点のために教師が徹夜する、などということもあります。それが学校というものなので、必然的にITにうとい教師が生まれてしまうのです。

にわか知識で説教を始めるオヤジたち

教師たちは、LINEやFacebookも使いません。個人情報がさらされることを恐れて、使おうとしない人が多いのです。生徒との個人的な繋がりが、えこひいきと見られることや、特定の女生徒と仲良くなれば不純異性交遊と噂されかねませんので、最新のコミュニケーションは、さっぱり分かりません。そういう教師たちの前で、ここぞとばかりに、にわか博士は演説しますが、とても醜い姿です。

学校も決してバカではありません。世の中で騒がれるようなセキュリティ対策についても、情報としては持っています。そのために、専門家のアドバイスを受けるくらいのことはしています。生半可な知識しか持たないのに専門家面するオヤジのことなど、相手にするはずがありません。

はなから「先生」をバカにして、「IT」を語れば、裸の王様になるだけです。先生を相手にするときには、相談を受けたときにだけ答える、が原則です。

イクメン時代!
オヤジは学校に行くのが当たり前

こんなオヤジに気をつけよう!

Copyright© 学校へ行こう!おやじたちのPTA参加術 All Rights Reserved.