教育を熱く語る親父はバカに見える!?

教育熱心な父親の中には、学校の教師や職員に対して、「こう教えるべきだ」とか「こういうことを教えるべきだ」などと、「教育」を語り始める人が少なからずいます。本人には自覚はありませんが、「上から目線」でモノを語り、教職員に対して「教えてあげる」というスタンスで接します。息子や娘から聞きかじった情報を元に、担任に対して「○○君はこういう感じだから気を付けて」とか、「もっとこういう点に気を配って」といった「アドバイス」をしてしまうオヤジ。校長や教頭に、「学校のあり方」を指導しようとするオヤジ。まるで、自分が文部科学省の官僚にでもなったかのように。

「教師などというものは世間知らずに違いない」とか、「ビジネスの世界のような厳しい環境を経験していない」とかといった先入観から、「教えてやる」というスタンスになるのでしょう。会社における自分の「地位」に対する自負心から、「尊敬されたい」「感心して欲しい」と口出しするのかも知れません。教職員を「指導」するだけでは足らず、PTAの会合で「あるべき姿」について一席ぶったりしてしまう人もいます。残念ながら、誰からも支持も尊敬もされません。「世間知らずなバカオヤジ」に見えるだけです。

教育の何を知っているの?

教師に対して「教育」を説くオヤジたちには、専門知識を持つ人はほとんどいません。せいぜい、大学で「教職を履修した」「学習塾で教えたことがある」程度の経験しかないものです。それなのに専門家のような口をきき、自説が正しいと強い口調で主張したりします。

学校の教師というのは、大学で指導方を学びそれを現場で実践してきた人たちです。親の前では腰を低くしていても、自らの経験とスキルに一定のプライドを持っています。ただの「ド素人」オヤジに指導を受けなければならないような未熟者だとは、誰も思ってはいません。教師に教育を語るのは、一般顧客が銀行マンや証券マンに金融とはと教えるようなもの。釈迦に説法以外の何物でもありません。

学校をなめてる!?

教職員に対して上から目線でモノを語る保護者は少なくありません。「少なくない」ところか、とても大勢います。かつては、「先生」というものは尊敬の対象でしたが、今では地位がどんどん下がり、「サラリーマン以下」「世間知らず」といったレッテルが貼られがちになっているからでしょう。一昔前の「先生」たちには、日教組という労働組合の組織力を背景に「なるべくラクしよう!」「嫌なことがあったらすぐにストライキをしよう!」といった意識で働く人もいましたが、今はそういう人は少なくなりました。

多くの教師が懸命に働いているのに、一部の保護者の目線は学校をなめています。わが国の教員の労働実態はかなり劣悪で、サービス残業が当たり前の職場で多くの人たちが前向きに働いています。授業の準備や個々の生徒の評価に加え、クラブ活動や生徒活動の指導もしなければなりません。さまざまな役割をこなしているのに、生徒からも保護者からも、見えないために、「楽な仕事」に見えるのでしょう。

学校をリードする「オヤジ」になりたいのであれば、教職員に対しては、敬意を持つべきです。相手を認めてこそ、良好で対等な関係が築けるはずです。

イクメン時代!
オヤジは学校に行くのが当たり前

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